ブラッドフロントリベリオン

ブラッドフロントシリーズ

10話:交渉

セロニカ「あ、、あった!!!」煤煙の向こう側に、鈍い銀光を放つ巨大な構造体が見えた。ユーリ「、、避難所だ、、、」それは、周囲の華美なビルとは一線を画す、窓一つない無機質な鋼鉄の塊だった。厚い装甲板で覆われたその姿は、いかなる爆風も銃弾も寄せ...
ブラッドフロントシリーズ

9話:泣く子にあげるものは?

『我々の名は聖別の火!前皇帝アレクサンドルの血を引くニコライ・アレクサンドロヴィチ・ロマノフへの断罪を!!』機体のスピーカーから発せられる、熱狂に浮かされた声明が爆音の中に溶け込んでいく。瓦礫と粉塵が舞う視界の最悪な状況下で、セロニカが迷い...
ブラッドフロントシリーズ

8話:鳴り響く。耳をつく。

ドオオオオオオオオオオオオオオン!!!!!鼓膜を直接引き裂くような轟音が、世界のすべてを塗り替えた。平和の象徴であったはずの巨大なビルが、内部から溢れ出した業火によって中腹からへし折れ、あまりにも呆気なく、無慈悲に、何万トンもの物理的な質量...
ブラッドフロントシリーズ

7話:学園都市の未来は明るい

賑やかな目抜き通り。アレクセイたちが「都会、怖い」と軽口を叩きながら通り過ぎていくその傍らで、時間の流れから取り残されたような一角があった。歩道にせり出したカフェのテラス席。洗練された都会の午後に溶け込むようにコーヒーを嗜む女性と、その場に...
ブラッドフロントシリーズ

6話:赤い髪はメインヒロインでしょうが!

アカデムグロードの目抜き通り。夕闇が迫る中、街の灯りがひとつ、またひとつと灯り始め、華やかな夜の顔を見せようとしていた。そんな喧騒の中、一台の大型トラックがアレクセイの視界を横切る。アレクセイ「なんだろ?あれ、、、」荷台に固定されているのは...
ブラッドフロントシリーズ

5話:家具付きの部屋って豪華

学園都市の喧騒から少し離れた一角に、その学生マンションはあった。白を基調とした外壁に、最新のセキュリティデバイスが埋め込まれたエントランス。清潔感と機能美を兼ね備えた佇まいだ。受付カウンターでは、いかにも面倒見の良さそうな柔和な笑みを浮かべ...
ブラッドフロントシリーズ

4話:学生街は15時を指す。

バスを降りた二人の前には、アカデムグロードの喧騒が広がっていた。慣れない熱気に少しだけ顔をしかめたアレクセイを気遣うように、ユーニャが小走りで戻ってくる。ユーニャ「アレクス、ほら、ジュース買ってきたから飲みなよ」ユーリはキッチンカーからジュ...
ブラッドフロントシリーズ

3話:バスの中

空港くうこうからのバスは、緩ゆるやかなエンジン音おんを響ひびかせながら目的地もくてきちへと進すすんでいく。窓まどの外そとには広大こうだいな風景ふうけいが流ながれていくが、それを見みつめるアレクセイの横顔よこがおには、新生活しんせいかつへの期...
ブラッドフロントシリーズ

2話:空港にて

体からだが滑走路かっそうろに接地せっちし、逆噴射ぎゃくふんしゃの振動しんどうが収おさまると、ようやく機内きないの閉塞感へいそくかんから解放かいほうされる時ときが来きた。タラップを降おり、空港くうこうの到着とうちゃくロビーに足あしを踏ふみ入い...
ブラッドフロントシリーズ

1話:飛行機の中

電子音でんしおんが、密閉みっぺいされた機内きないに無機質むきしつに響ひびく。ピー…………ピピ………デェンテデンレンテー………!『おめでとう!君きみの勝利しょうりだ!』  画面がめんの中では派手はでなエフェクトが舞まっているが、それを見みつめ...
用語集で見る →