マチルはホログラムの地図を指し示し、二人の男と視線を合わせた。
マチル
「デニス、オンバス。実働隊長はお前ら2人、デニスは陽動、オンバスは直接取りに行け」
デニス
「分かりましたけど実際どうするんで?このの市民を巻き込む気は無いんでしょう?」
デニスは腰のホルスターを確認し、マチルの顔を覗き込んだ。
マチル
「ふ、どうせここにはビーム兵器はない、あっても高周波ブレード系統しかないんだレーザーバリアを船に貼っていれば何も出来んさ」
マチルは手元の端末を操作し、船のバリア定数を書き換える。
オンバス
「ほぉ?このまま落ちるのか?リグマシーナギアは4機しかないぞ?」
オンバスが身を乗り出し、机を拳で叩いた。
マチル
「ここで3機は鹵獲しておきたい、どうせ軍警は優秀だ、、、、ここで騒動を起こせば3時間以内にすっ飛んでくる、、、時間はきっかり1時間。それを過ぎてダメなら集合して港から出る」
マチルは壁の時計を指差し、二人に念を押し。その時、ハッチが開き、一人の男が滑り込んできた。
ラジェシュ
「戻りました〜、、歩兵は292名で、リグマシーナギアは実稼働は28機、小型作業用を含めて50機ですね、、、、」
ラジェシュは息を切らしながら、手元のメモをマチルに手渡した。
マチル
「よく戻ったな、、女を引っ掛けてきたんじゃないのか」
ラジェシュ
「どうやらこの街にも女神はいなかったようなので」
ラジェシュは肩をすくめ、手近な椅子に座り込んだ。
マチル
「、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、そうか」
(、、、、女神って毎回言うけどなんの話?)
マチルは無言でラジェシュを見つめ、数秒置いてからデニスへ向き直った。
デニス
「にしても案外居ますね、、、、予想通りなら少ないはずでは?」
デニスはラジェシュの持ってきたデータシートを指でなぞる。
マチル
「独裁者のジレンマさ、、兵についても考えても無駄無駄」
マチルは思考を切り捨てるように手を振り、立ち上がった。
オンバス
「行くか!!!!!!!!!!」
オンバスの怒鳴り声が船室内に響き、計器の針が微かに揺れる。
ラジェシュ
(、、、、、うるさ、、、、、、、なぜこの人は女性にモテるんだろう、、、)
ラジェシュは顔をしかめ、耳を指で塞いだ。
マチル
(、、、、、オンバス、、、、流石に高齢か、、、、耳がもう、、)
マチルは眉間にしわを寄せ、オンバスの背中を見送った。
デニス
(いやあいつずっと前からうるさかったすよ、、、俺らが老けただけでは?)
デニスは苦笑いを浮かべ、自分の装備を掴んで歩き出した。
