47話:ふむ、私の部下ってなんでこうなんだ?

マチルはホログラムの地図を指し示し、二人の男と視線を合わせた。

マチル

「デニス、オンバス。実働隊長はお前ら2人、デニスは陽動、オンバスは直接取りに行け」

デニス

「分かりましたけど実際どうするんで?このの市民を巻き込む気は無いんでしょう?」

デニスは腰のホルスターを確認し、マチルの顔を覗き込んだ。

マチル

「ふ、どうせここにはビーム兵器はない、あっても高周波ブレード系統しかないんだレーザーバリアを船に貼っていれば何も出来んさ」

マチルは手元の端末を操作し、船のバリア定数を書き換える。

オンバス

「ほぉ?このまま落ちるのか?リグマシーナギアは4機しかないぞ?」

オンバスが身を乗り出し、机を拳で叩いた。

マチル

「ここで3機は鹵獲しておきたい、どうせ軍警は優秀だ、、、、ここで騒動を起こせば3時間以内にすっ飛んでくる、、、時間はきっかり1時間。それを過ぎてダメなら集合して港から出る」

マチルは壁の時計を指差し、二人に念を押し。その時、ハッチが開き、一人の男が滑り込んできた。

ラジェシュ

「戻りました〜、、歩兵は292名で、リグマシーナギアは実稼働は28機、小型作業用を含めて50機ですね、、、、」

ラジェシュは息を切らしながら、手元のメモをマチルに手渡した。

マチル

「よく戻ったな、、女を引っ掛けてきたんじゃないのか」

ラジェシュ

「どうやらこの街にも女神はいなかったようなので」

ラジェシュは肩をすくめ、手近な椅子に座り込んだ。

マチル

「、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、そうか」

(、、、、女神って毎回言うけどなんの話?)

マチルは無言でラジェシュを見つめ、数秒置いてからデニスへ向き直った。

デニス

「にしても案外居ますね、、、、予想通りなら少ないはずでは?」

デニスはラジェシュの持ってきたデータシートを指でなぞる。

マチル

「独裁者のジレンマさ、、兵についても考えても無駄無駄」

マチルは思考を切り捨てるように手を振り、立ち上がった。

オンバス

「行くか!!!!!!!!!!」

オンバスの怒鳴り声が船室内に響き、計器の針が微かに揺れる。

ラジェシュ

(、、、、、うるさ、、、、、、、なぜこの人は女性にモテるんだろう、、、)

ラジェシュは顔をしかめ、耳を指で塞いだ。

マチル

(、、、、、オンバス、、、、流石に高齢か、、、、耳がもう、、)

マチルは眉間にしわを寄せ、オンバスの背中を見送った。

デニス

(いやあいつずっと前からうるさかったすよ、、、俺らが老けただけでは?)

デニスは苦笑いを浮かべ、自分の装備を掴んで歩き出した。

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