アレクセイ
「んま、、、、」
アレクセイはスプーンを口から引き抜き、カップの底に残ったクリームをさらった。
セナ
「アレクセイ、、、デートしよ」
セナはアレクセイの袖を指先で掴み、顔をのぞき込んだ。
アレクセイ
「ん?、、そうなの?、、、ユーニャ!来て!」
アレクセイは顔を上げ、少し離れた場所でデバイスを眺めていたユーリへ手を振った。
セナ
「(、、、、、、、、、こいつ、、、、、)」
セナは掴んでいた袖を放し、天を仰いだ。
ユーリ
「なに!アレクセイ!」
ユーリが駆け寄り、二人の間に割って入る。
アレクセイ
「なんかセナが散歩したいって」
セナ
「いや、、、ちが、、、、」
セナは首を横に振り、口を開きかけてから、そのまま閉ざした。
マチル
「(、、、、、、、、ふうむ、、、、叔母譲りか?アレクセイ)」
マチルは壁に背を預け、顎に手を当てて三人の様子を眺めた。
ユーリ
「え、、、いや、、、うーん、、、、」
ユーリは視線を泳がせ、マチルの方へ一歩踏み出した。
アレクセイ
「どうしたの?」
ユーリ
「マチル、、さんと、、、話したい事があって、、」
ユーリはマチルの顔を伺い、声を落とした。
アレクセイ
「そうなんだ、、、、どうしよ、、、、」
アレクセイは空になったカップをゴミ箱に放り込んだ。
セナ
「(おっし、、、ちゃーーーんす!)」
セナは拳を握り込み、アレクセイの隣へ一歩寄った。
ユーリ
「まぁ、、いっか、、マチルさんどうせ僕たちのお守りなんでしょう? 」
ユーリはマチルに向かって肩をすくめた。
マチル
「まぁ、、そうだな」
マチルは壁から背を離し、腰のベルトを締め直した。
アレクセイ
「なら4人で散歩?」
セナ
「(く、、、、、、くそ、、、)」
セナは地面を爪先で叩いた。
アレクセイ
「どうするの?」
アレクセイはセナの顔を覗き込み、首を傾げた。
マチル
「まぁ、、、ランドマークくらい見に行くか?エルクールコロニーのシンボルの像のとこ」
マチルは通路の先を指差し、歩き出した。
ユーリ
「へぇ、、、、、なにがあるんです? 」
ユーリがマチルの隣に並んで歩き始める。
マチル
「着いてからのお楽しみさ」
セナ
「くそ!!!」
セナは両手を振り上げ、叫び声を上げた。
アレクセイ、ユーリ、マチル
「!!?」
三人は一斉に足を止め、背後のセナを振り返った。
セナ
「!、、、、、、、おほほ、、、なんでもないよ〜」
セナは顔を赤く染め、口元を片手で隠して足早に三人の間を通り抜けていった。
