98話:結局あなたを頼ってしまう。

ユーリ

「、、、、っ、、、、」

キィン!

ユーリ、リブラ

「こっち!」

ユーリとリブラは同時に腕を伸ばし、同じ方角を指差した。

リブラ

「おぉ!!やっぱ貴方もゼンシアを感じれるのですね!」

リブラは目を見開き、隣のユーリを凝視した。

ユーリ

「はぁ?」

ドォン!

頭上のリグマシーナギアが旋回し、銃口が三人の足元へ固定された。

マチル

「チッ、、、」

マチルは腰のポーチから円筒形の手榴弾を引き抜き、機体の足元へ放り投げた。

ダアァアアン!

空中で炸裂した弾体が、青白い火花を撒き散らす。

ユーリ

「今のは!?」

ユーリは光を避けるように腕で顔を覆った。

マチル

「ジャミング手榴弾、電子装置は使うなよ!ぶっ壊れるからな!」

マチルはホルスターの銃を握り直し、低く構えた。

ユーリ

「効くんですか!」

マチル

「リグマシーナギアのモニターは映像の再構成だ、電子制御任せなら一時的に使えなくなる、、、まぁ私らも通信出来ないがな!」

マチルは視線を切らさず、機体のカメラアイが明滅するのを確認した。

ユーリ

「、、、、なるほど、、、」

ユーリはリブラの肩を掴み、後退の準備を整える。

リブラ

「ぬぉおおおお!???? 」

ドォオオオオオン!!

建物の影から、二機目のリグマシーナギアが地響きを立てて現れた。

マチル

「チッ、、、、お前も動けなくなっとけ!」

マチルは最後の一つを抜き取り、二機目の足元へ正確に放った。

ダッァアアン!

再び電子の火花が周囲を焼き、機体の動きが鈍る。

キィン!

ユーリ

「こっちか」

ユーリは耳を抑え、別の路地を指差した。

リブラ

「あびゃびゃびゃ、、、、頭が痛くなるぅぅぅ、、なんなのこれぇ」

リブラは両手で頭を抱え、その場に蹲った。

ユーリ

「、、、、アレクセイ、、、どこに居る、、、、」

ユーリはリブラの腕を無理やり引き上げ、街の喧騒の奥へと視線を向けた。

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